ゆうべ、久っさしぶりに双眼鏡を持ち出しました。
かれこれ10年以上も前、
野鳥の観察を始めようと夫婦揃って1台ずつ、購入したものです。
(これでも、もと日本野鳥の会会員です)
夜遅くて覗いてみる物もないので仕方なく
部屋の中で「ちけ」と「もり」を観察しました。
ちっとも面白くなかったですが…。
断りもなくややこしい物を向けられ、彼女らも面白くなかった事でしょう。
今朝、「モズ」や「ムクドリ」を視野に納めて少し満足しました。
こうして観察すると、あの汚らしいムクドリの「ギュルギュル」
という鳴き声ですら節が付いていて、
2羽が囁きあっているように思えてくるから良いものです。
双眼鏡はいわずもがなのニコン製。

私のは「エスパシオ8×32」という機種で、今はもう作られていません。
ダハプリズム式で全体にラバーが巻いてあって無骨。
いかにも耐久性が高くて強そうな(=意味ない)ところと、
何よりも持ち易いのが気に入ってます。
ちなみに、8×32の
8は倍率8倍。
32は対物レンズ径。(単純に大きいほど明るいといえます。見え味とは別)

嫁はんのは「8×30E・2」という、バードウォッチャーの定番機種。
もちろん、現在も製造されています。
冒険家のエベレスト登頂の際に携行されたりと、
数々の輝かしい実績を持っているそうです。
ポロプリズム式、いかにも古めかしい双眼鏡という佇まい。
で、このふたつを見比べると、
私のは明るく、像に立体的な雰囲気があります。
嫁はんのは視野が広く、像がシャープです。
見え味というのは、スペックだけでは決まりません。
そして、使い込まれた双眼鏡に風格を与えるのは
仕様とかではなく、
今までにその双眼鏡の中に納められて来た数々の光景なのだと思います。
ベテランの人が首からぶら下げている双眼鏡は、
持ち主と共に見て来た数々のシーンを物語るほどに、鈍く輝いておりました。
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