
我が家の次女「もり」は私たち人間とコミニュケーションをとる術を未だ体得しておりません。
私自身も彼女とどうやってコミニュケーションをとれば良いのか分からないでいます。
捨て猫だった彼女に最初に刷り込まれた人間に対する印象がどれほどのものだったのか想像だにつきませんが、
ネガティブなものだったであろうことだけは間違いありません。
宅配便の方やピザ屋さんが「ピンポーン」と玄関チャイムを鳴らすだけでもりは隠れ家に引き蘢ってしばらく姿を現しません。
だもので、未だ我が家にお客様を招待できずにいます。
最近は徐々にではありますが、嫁はんには心を開きつつあり、
「抱っこして」と催促したりするようです。
私に対しては一切、そんな素振りは見せませんけれども…。
「こんなに愛しているのになんで、そんなに拒絶されるのか?」と、思い悩んだ時期もありましたが、
今では、「一緒にいてくれるだけでもう充分。君の可愛い顔を見られるだけで幸せだよ」
そう語りかけながら暮らしています。
具体的には、こちらからは一歩たりとも近寄らずに彼女がストレスを感じない距離感を保つようにする、
けっして、こちらから触れようとしない、などで飼い主にとしてはかなりつらい事であります。
昨年、もりの避妊手術をしました。
ちけの時もそうでしたが、私たち二人にとって、とても印象的な出来事でした。
その時の事をまとめてブログで披露させてもらうつもりでしたが、
現在は、そんな暢気な事をやってはいられない状況にありまして、
仕方ないので、さわりの部分だけ<予告編>として発表させていただきます。
読んで下さい。
「もりの主張」
わが家には、2ひきの猫がいます。
長女のちけ(2才)は下北沢のフジコ・ヘミングさんのお宅から、
次女のもり(8ヶ月)は千歳船橋の神社の神主さんのお宅から、
それぞれやって来ました。
「にゃあっ、あっ、あっ、あ〜っ!」
とつぜんなんですけれども、
わが家の次女、もりの鳴きまねをちょっとしてみました。「にゃ〜お」と鳴くことはめったにない猫です。
みなさん、ご存知でしたか?
「にゃ〜お」という鳴き声、あれ、人間に対して呼びかけるときだけに使うんだそうです。赤ちゃんに似たあの声で鳴かれると、人間は保護欲をかきたてられ、守らずにおれない気持ちになるそうなんです。
そんなふうに鳴く事をしないという事は、要するにもりは人間との付き合いに積極的ではないのか、もしくは上手にコミニュケーションをとる方法を(私たちも、もりも)互いに見つけられないでいるのか、どちらかなのでしょう。
こちらから近付くとすぐにでも逃げられるような体勢をとって身構えられてしまうので、
私はもりとすれ違う時、目をあらぬ方向に向け、壁際をそろりそろりと歩くなどして出来る限り余計なストレスを感じさせないようにしてやっています。
「ちかよらないで!あたちはだれのさしずもうけない!ひとりで、おもうままにいきてくの!」力漲る目線をこちらに向けて、そう主張するもりの強い意志と行動力は、いつも私たちを驚かせ、感心させます。
そんな彼女に神様から与えられた使命があるとすれば、たったひとつ。
腹一杯食べて、走って飛んで、精いっぱい生きて、恋をして「遺伝子を残すこと」。
だけど、もりは猫だから家畜。
人間の傍でしか生きてはいけません。
家族として迎えた以上、彼女の一生が健康で幸福であるように、
そして彼女の小さな世界の住人=父ちゃん(わたし)と母ちゃん(嫁はん)、それに大好きな姉ちゃん(ちけ)
みんなといつまでも仲良く幸せに暮らしていけるように、
人間である私たちが管理しなければいけないことはたくさんあります。
人間の都合に合わせてもらわなければいけない物事だってあります。
もりの避妊手術の顛末を何回かに分けて紹介しようと思います。
神様の目から見たとすれば申し訳ないことをしたのかもしれませんが、私たちにはそれ以外の選択はできませんでした。
と、まぁこんな具合です。
写真付きで可愛らしい読み物に仕立てたかったんですけどね…。
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