
写真は、いまから8年くらいまえに買って自宅で使っていた焙煎釜です。
しばらくちょっと貸し出しするので、店まで持ってきました。
コンロの上に載せ、火を焚き、生豆を入れて、ハンドルを廻して豆を撹拌しながら焙煎します。これで、400グラムくらい焙煎できます。
青山の「大坊珈琲店」では、ご主人がこれと同型のもので焙煎したコーヒーを淹れてお客さまに提供なさっています。
ひとくちに自家焙煎店といいましても、現在のように、コーヒー豆の販売(物販)を前面に押し出したお店ばかりでなく、「自店の喫茶で使用するコーヒーを自家焙煎している」といったふうのお店もあります。そして、こうしたスタイルはそれこそ、何十年も続いているような老舗といわれるようなお店に多いと感じます。
都内まで外出する機会は最近めったにありませんけれども、このようなお店でコーヒーを飲むのが私は好きです。物販メインじゃないから、お客さまの滞留時間も比較的長く、出入りも緩やかでガチャガチャしてません。だから落ち着くんです。
私にとって「店まで出掛けてコーヒーを飲む」という行為そのものが、とても素敵なものに思えるお店が、先ほどの「大坊珈琲店」と銀座の「カフェ・ド・ランブル」です。はじめて、「カフェ・ド・ランブル」に入った日の事といったら…。恥ずかしい話ですけれども、何だか道場にでもいくような心持ちで、おっかなくて店の入り口を何遍も往復してから、やっとの思いでドアをくぐったのでした。
話を戻します。この手廻し焙煎釜なんですけど、
今は同じ物は作られていません。別会社から、ちょっと形を変えて再販売されています。
当時のメーカーは富士珈琲機械製作所。現在、私が業務用に使っているブタ釜と同じ。この二台はきょうだいなんです。
以前、座間市にある富士珈琲機械製作所の寺本社長のご自宅の作業場に伺ったとき、この手廻し焙煎釜の部品がたくさんストックされていました。

今はこれです
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