
コロンビア 〜アンデスコンドル・原点回帰〜 ¥494/100g
すごく長いです。すみません。
お付き合いいただけたらうれしいです。
昨年の秋から休止していました、コロンビアの販売を再開いたします。
当時、売り出し中だった他の中南米のコーヒーとキャラクターがかぶるから、というのが販売休止の理由でしたが、
これは私が「コロンビアの豆で表現できる味わいの幅はここまで」と勝手に決めつけてしまっていただけのことでした。
今になって思えば、ただ単に味わいの表現手法が拙かっただけなのです。
「コーヒーの焙煎はコロンビアに始まり、コロンビアに終わる」と、私の手元の本にも書いてあります。
焙煎の目安はつけ易いけれど、ほんのわずかの加減で味わいが大きく変化してしまう、奥行きの深い豆だからだそうです。
ずいぶん昔の本ですけれども、スペシャルティーコーヒー全盛の今でもこの事は基本的には変わらないのではないでしょうか。
素人時代、私が手網を使ってはじめて焙煎した豆がコロンビアでした。
私以外にも、ほとんどの焙煎士の方がコロンビアの焙煎から始められたのではないかと思います。
「もう一度、コロンビアの焙煎に取り組もう」と、思い至ったのは先週参加した焙煎セミナーも原因のひとつです。
デモンストレーションで焙煎された豆はもちろん、コロンビアでした。
火力、その他をほんのわずか変化させて2バッチ。「同じ豆を同じポイントで釜から出してこうも仕上がりに差が出るのか」と驚いてしまうほどに、それぞれが別の味わいのコーヒーに仕上がっていました。
昨年末からずっと、今までやってきた自分の焙煎の見直しをしてきました。今も、まだその途半ばにあります。
この「見直し」のために、先輩方に助言をたくさん頂きました。本当にたくさん…。貴重なお時間を私のために割いてくださったことを感謝しております。
おかげで先日の焙煎セミナーでコーヒーノートのコーヒーは「ブタ釜の性能の限界まで引き出して焙煎できている」とおっしゃっていただけました。私はここからが始まりであると思っています。
ブタ釜での焙煎に向いている豆とそうでない豆があること、すべての釜がオールラウンダーではないこと等、認識を新たにしたことがらはたくさんあります。
焙煎機の性能を熟知するということは、適した生豆を選ぶ眼を持つということでもあります。
生豆の持つポテンシャルをきちんと評価するためにもカッピング技術はますます重要になります。
セミナーでいちばん印象に残っていることは「焙煎は焙煎機の性能を熟知すれば、そこから最適なセッティングは導き出される」ということです。
焙煎機の機種、煙突の長さ、ガスの種類など各人各様の状況のなか、それぞれにもっとも適した火力、生豆の投入量などは自ずと決まってくる、ということです。
簡単にいうとですね、「何キロの生豆を焙煎するから、火力はこれくらいにして…」というのではなく、(もちろん、こういう方法で加減もしますが)
「私の店のブタ釜で、もっともベストな火力はこれくらい。それに合わせた生豆の投入量はこれだけ。釜内の温度がこれくらいのときに生豆を投入すると一番安定して焙煎できる」という方程式みたいなものがあるということです。
セミナーから帰ってきてからというもの、このベストなセッティングを探りながらの焙煎を繰り返してきました。
久しぶりに焙煎したコロンビアですが、今までより思い切ったセッティングに変えてみました。
火力はおそらくこれがベストであろうと思われるところに持って行きました。
完全燃焼して真っ青な炎が出るところ。(今までより結構つよめです。今まで怖くて出来なかった…)
ぐんぐんに温度が上がっていき、途中から手に負えなくなってしまっても仕方ないと思っていました。(焙煎スピードっちゅうのは、いったん勢いがつくと、もう誰にも止められなくなってしまうんです。どんな操作も効かなくなります)
それなのに、適度な推進力でもってどっしりと安定しながら、とてもスムースに焙煎は進行していきました。
焙煎もいよいよ大詰めという頃になると、
少量ずつ釜から豆を掬い取り、あとでカッピングして焙煎度合いを決める目安にします。
何度の時の味はこんなで、さらに何度の時はこんな味…、こうした中から、自分自身でもっとも良いと 思えるポイントを探っていくのです。
(こうしている間にも焙煎はどんどん、進行していきますから、新しい豆で一番はじめに焙煎する場合、最終的に釜から全部出すのは、私にとってのベストのポイントより深めの仕上がりになります)
今日の焙煎は、とても飲みやすい仕上がりです。
もちろん普段よりもほんの少し深めの焙煎です。
この次は、もう少し浅めのポイントを狙ってみたいと思っています。
コーヒーノートらしいコロンビアになりそうです。
ということで、
今日焙煎したコロンビアは賄いコーヒーとして販売させていただきます!!
¥378/100g です!!
アンデスコンドルはこのコロンビアコーヒーの銘柄名です。
「原点に戻ろう」という私の意気込みを表すために原点回帰と名付けました。
コーヒーと一緒に写真に写っているのは「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンズ」のデビューアルバムです。このグループの「原点」です。一緒になって吠えながら焙煎してみようかしら。
コロンビアが戻ってくるのはうれしいです。今のところ私が一番好きな豆ですから。新しい“コーヒーノート”のコロンビア、どれほどのものか楽しみです。
ps いつか、利きコーヒーができるようになりたいです。
どうして、コロンビアがお好きなんでしょうか?
コーヒーノートのコロンビア、どれほどのものか?
あはは…。
ぜひ、ご自身でお試しになってみて下さい。