池袋のローラーカナリアのコンテスト会場。
この会場に来る前からすでにローラーを飼おうと決めていたから、妻と一緒に出掛けた。会場の控え室には、専用のコンテストケージが山と積まれている。各々のケージには出番を待つローラーが一羽ずつ、少し緊張した様子で…。 みんな、この日のために訓練を受けてきたのだ。今日はいよいよハレの舞台。
ローラーカナリアの鳴き声は、野生のままの鳴き声ではない。歌と音楽を愛するドイツ人が、美しい声で囀る野鳥を傍につけたり、楽器を演奏して聴かせたりしてカナリアに歌を教えたのがはじまり。これを何世紀にもわたって改良してきたものが現在のローラーカナリアである。その鳴き声は音階と波(節)による「歌節」に分けられている。
主要9歌節を紹介しておく。
・ホローロール
・ホローベル
・ショッケル
・フリュート
・バスロール
・グルックロール
・ワターグルック
・グルック
・ワターロール
これらの歌節をコロコロと「玉を転がすように」歌う。それで、「ローラー」と呼ぶ。
この歌節を聞き分け、良し悪しを判断できるようになるには人間の側も相当の訓練が必要となる。
若鳥の傍に「教師鳥」と呼ばれる優秀なローラーをつけて、歌節を覚えさせる。訓練は若鳥の成長に伴い、段階的に行っていく。歌が仕上がってくると、教師鳥から離して充分に歌い込ませる。春先に生まれた若鳥たちが、夏から秋、そして初冬へと、季節のうつろいとともに、一人前の”ローラー”へと成長してゆく。こうして訓練された優秀なローラーが一羽ずつ、審査室に連れて行かれる。審査員の前で、いかに美しく各歌節を歌いあげるか、審査されるのだ。中には、せっかくコンテストに出場したにもかかわらず、歌えなくて”ノーソング”=失格となる鳥もいるらしい。人間の世界にも当てはまるようで可笑しい。
控え室で”I ”さんと再会。多くの会員の方からローラーについて教えてもらう。
審査室まで自分のローラーについて行くことはできないから、みなさん手持ち無沙汰なんである。
そのうち、審査結果の発表、表彰、審査評と進んで、解散となった。
お誘い頂いたお礼を述べて、帰り際、「来週ここで、もう一度ローカルなコンテストがあるから、いらっしゃい。私の鳥を一羽、用意しておいてあげる」”I ”さんが、そうおっしゃってくださった。
コンテスト鳥が我が家にやってくるのだ!!
最近のコメント