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何でも手軽に…。

以前から、私が嫌ってる「Pen」という、モノをファッションとして取り扱う雑誌があります。
今販売されてる号だと思うんですが、ぺらぺらとページをめくる機会がありました。そこにはなんと、あろうことか「青山二郎」さんのことが紹介されていました。
それを見たとたん、もう、私の拙い文章ではとうてい言い表せない怒りがこみ上げてきました。
なんで彼のことがただ、おしゃれに(こんなの本当はちっともおしゃれじゃないけど)モノを買い漁る、または値踏みするだけの人たちが見るような雑誌に取り上げられなければならないのかと…。
こんな私が解説させていただくのもおこがましいんですが、青山二郎さんというのは、骨董の目利きとして知られた人で、装丁家、評論家でもあります。
一昔前に、やっぱり興味本位で話題になった白州正子さんの骨董のお師匠さんでもあります。(すさまじい師弟関係だったそうです)
あるものごとに辿り着くためには、きちんとした順序と、その世界と真摯に向き合う態度と、情熱を注ぎ込む覚悟が必要だと思います。
青山二郎さんのことに辿り着く人というのは、例えば、工芸の世界に身を捧げた人とか、身銭を切って工芸や骨董と向き合ってきた人だけでいいと思うんです。
私には身近にそういう人間がいたおかげで(嫁さんです)、そして自分自身もモノを作ってきたからこそ、知り得た人物です。
それ以外の人が、わざわざ知る必要なんかないと思うんです。
今の世の中、ありとあらゆるものが、簡単にみんなの共有の知識として扱われています。でも、それは本当じゃぁない気がするんです。
まじめに生きている人、自分の道を信じて真剣につとめている人だけが知っていればいいものごとがあるはずです。
何の覚悟もなく、タダで覗いてはいけない世界があると思うんです。
私はそんな自覚もなく偉そうに雑誌を作ってる出版社の品性を疑います。
こんな雑誌の読者のみなさんも、興味本位でその世界に足を突っ込んではいけません。その道で生きている人たちの大切な世界を踏み荒らしてはいけません。

またまた、えらそうなこと語ってしまいました。私だってどれ程の人物なのか分かったものじゃぁないのに。
ごめんなさい。でも、言わずにはおれなかったんです。

Posted in 雑記.

One Response

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  1. みこべ said

    遅ればせながらでごめんなさい。

    おっしゃるとおりです。
    あまりにも、なんでも(モノでも知識でも)安易に手に入る、あるいは入りやすい今の世の中は間違っています。

    なんでもタダで覗いて、欲しければ安直に手に入るのってヘンです。
    私が小さい頃は、とても手の届かないものだらけだったし、それぞれの身の丈に合った過ごし方をしていて、さほど不自由も不満もなかったと思います。
    周りの大人達は、けじめやものの道理をわきまえることがヒトの道であることを、さりげなく厳しく教えてくれました。

    そういう大人が少なくなってしまった我々世代の責任も、又あるのですがー。

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